居場所がほしいのも、他人が気になるのも当たり前!悪口やウソをつくのもの当たり前!?
こんにちは、山本です。
今日は行動心理から人間が持っている「所属欲求」について説明します。
人間は、この所属欲求があるから他者から疎外されることに恐怖心を感じたり、周囲の目が気になったりするんですね。
<目次>
なぜ集団に属するのか
人間はさまざまな集団に属しながら生活していますよね。家族、学校、会社、サークル、地域…。
さまざまな集団に属しながら生活する社会的動物です。
じゃあ、なぜ集団に属するかというと、ひとりで生きていくより、効力しあって助け合った方が便利だから。
群れを作って生活する動物たちも、集団で助け合うことで安全性を高めています。
居場所がほしいは当たり前
社会的動物の人間も、群れを作って生活する動物たちも、どちらも「誰かに受け入れられたい」「安心できる居場所がほしい」という欲求を持っています。
所属欲求ですね。
なぜ所属欲求を持つかといえば、野生動物の場合、集団から排除されることは即「死」に直結します。
人間の場合は、集団から排除されると気分が落ち込んだり、自分自身を制御して我慢する力(自己制御能力)や物事を考えて認知する力(思考・認知能力)が低下するのがわかっています。
このとっても不安な状態に陥らないためにも、人間は集団の中で必死に自分の居場所や居心地のいい場所を作ろうと努力するんですね。
他者が気になるのも当然のこと
人間は他者から阻害されると苦しい状況になるのがわかっているので、阻害されないように他者評価に敏感になったり、目線を気にしたりするんです。
では、他人の悪口を言う人やウソをつく人、いじめを見て見ぬ振りする人などはどうでしょうか。この人たちは他人の目線が気にならないと思いますか?
実は、他人の目線が気になるから悪口を言ったりウソをついたりするんです!
とても良くないとされる悪口やウソ、見て見ぬ振りも、本人にとっては自分を守るための行動なんです。所属している集団から外されないための行動なんですね。
人間て奥が深いですよね…。
距離感ではかる「快」「不快」
今日は相手との距離感で「快」「不快」の感情を見極める方法をご紹介します。人間は好きなものには近づこうとし、嫌いなものとは距離を取ろうとする習性があります。
例えば、テーブルを挟んで会話している時、お互いが引き寄せられ、距離が近づいている場合は「快」 の感情が見られます。
しかし、ひとりが椅子に反り返っている場合。この反り返っている人は「不快」の感情を表しています。
また人間にはパーソナルスペースというものがあります。対人距離ですね。他者が自分に近づくことを許せる限界の範囲なので、突破できるかも見極めのポイントですね。
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