私は帯電してないって言い切れる? 不要な電気から体を守ろう!
こんにちは、山本です。
さて、『フレミング 右手の法則』って覚えていますか? 中学生くらいの時に学習する内容です。磁界の中にある導体に力を加えると、導体に電流が流れるという働きの、電磁誘導の方向を覚えやすくするために考案されたものです。
体の中に静電気は溜まっている
私たち人間は、導体ですよね。導体とは電気を伝えやすい物体のこと、伝導体ともいいます。
そして、私たちは多くの家電製品、電子レンジとか電気カーペットとかパソコン、スマホ、Wi-Fiなんかの電磁波に囲まれた生活をしています。
つまり、普段の私たちは磁界の中にある導体なんですね。
思い出してください。磁界の中にある導体が動くことによって、導体に電気が流れるんでしたよね。ということは、電磁波に囲まれた生活をしている私たちの体の中には、常に電気が流れ込んでくる状態にあることになります。
電流は、電圧が低く電気を通すものさえ見つかれば、一挙にそこに集中し流れます(放電)。ならば、体に溜まっている電気は、人間より電圧が絶対的に低く、同じ導体である大地に流してしまえばいいわけですよね。
しかし、人間の体と大地を繋ぐことを拒んでいる絶縁体の存在がそれを邪魔しています。絶縁体は電気を通さない物体。
ゴム、プラスチック、ガラス、木ですね。
ゴムやプラスチックでできた靴底の靴を履いていることで、体にある電気は大地に流れ出ることなく体に滞っています。
私たちの中に溜まってしまった電気は、電気を通しやすいものに触れない限り流れていかない静電気になっているんですね。
自分の帯電量気にしてる?
私たちは靴を履いているため、大地と絶縁された状態で生活していて、行き場のない静電気が体に溜まった帯電状態にあります。
帯電の量は、生活している周囲の電磁波を浴びている量と、自分の放電する量によって変わります。
まず、電磁波が多いところにいればそれだけ帯電量が増加します。
そして、汗をかきにくい人や、高層階に住んでいる人、高層ビルに職場がある人や乾燥しやすい環境で暮らしている人は、放電がしくいため静電気が溜まりやすくなる傾向にあります。
具体的に例をあげるとすれば、職場は高層ビルの高層階。オフィスには大量のPCが並んでいて、部屋は常に空調が整えられた乾燥状態…。その環境の中で汗をかきにくい状態の人(相当な数の人がそれにあたるとは思うのです)が、相当な量を帯電した状態にあると思われるので、注意が必要ですね。
帯電が不調を起こすきっかけ
帯電が起こることでなぜ体に不調が起きるのかは、まだ科学的な仕組みの解明にまでは至っていません。
しかし、帯電が自律神経に悪影響を及ぼしている症例は多数紹介されています。帯電は交感神経を刺激します。交感神経が優位になると全身の血管が収縮され、血流が悪くなりはじめます。
血流が悪くなることで、脳やそのほかの臓器に血が行き渡らなくなり、ひどい疲れやだるさが起きるというわけです。
特に、血流が悪くなると末梢にまで血液が行き渡らなくなり冷えを感じます。血流が悪くなると筋肉が突っ張ってコリも生じます。
帯電することで空気中の塵やホコリが顔や目につきやすくなり、目が乾いたり、しょぼしょぼしたりするようにもなります。また、体内の酸素に電子がくっつき、活性酸素が増え老化を進行させるという話もあります。
こうなったら、帯電が体の中で悪さをする前に、大地に放電させるのがいいですね。
まとめ
体に溜まった静電気を流す静電気デトックス・アーシング。必要な理由が少しでも理解してもらえたらと思います。
日本は電磁波制限がとってもユルい国です。体に対する影響への研究もユルいです。諸外国とは雲泥の差です。
WHO(国際保険機関)では、電磁波に対する影響を防ぐための一定の基準が設けられていますし、国際がん研究機関では、2011年に長時間にわたる携帯電話の使用が脳腫瘍のリスクを高める可能性を否定できないと発表しています。
今や諸外国では子供や妊婦への携帯電話の使用制限を設けているところがほとんどです。
すでに多くの人が原因不明のだるさや不調を訴えていますよね。日本がいつ、諸外国並みの規制を始めるかはわかりませんが、それまで待っていては、体を悪くする人が増えてしまうばかりです。
今できることは、自分で自分の身を守る術を身につけること。
といっても、裸足で大地に立つだけですから。帯電気味かな?って思ったら、公園で裸足になる。というか、公園では靴を脱ぐのが普通になるといいですね〜。