日本は静かに衰退していく。ある意味、模範国家と注目される by 『大前研一 世界の潮流2018-19』
こんにちは、山本です。
自分のレベル以上の本に手を出してしまったことは、わかっています。
なんどもフリーズしながら、読み終えました。
ただただ、超簡単に要約・感想を書きたいと思います。
読みたい方だけ、どうぞ。
大前研一 世界の潮流2018〜19 ―日本と世界の経済・政治・産業
- 作者: 大前研一
- 出版社/メーカー: プレジデント社
- 発売日: 2018/04/12
- メディア: 単行本
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<目次>
2017年は大きな転換期だった
「経済の潮目が変わった年」。将来から振り返ってみると2017年は、おそらくこのように位置づけられるだろう。
そんな重大な年を、退社準備期間にあてていた私は、全く世界を知らなんだ〜。
リーマンショック以降、世界中が金融緩和を行い、その結果、低金利でカネ余りが起こっているんです。日本もそうです。
低金利にしてお金が余りだしたら、買い物しまくったり投資したりして市場にお金が出回る!ってのが20世紀の常識だったんですけど、21世紀はそうはいかないんですね。
特に日本は、誰もが「もしものとき」に備えて貯め込んでいる。
ほしいものはイオンでOK!な総イオニスト化。
しかも結構な勢いの、低欲望社会。
そして、今やなんでもシェアリング。
そら、物売れんわぁ。
でも、それは日本だけのことじゃないでしょ?
いやいや、世界は脱却の方向よ。
アメリカなんて金利を上げ始めて、金融・財政の正常化へシフトしてる。
トップの発言ばかりに気を取られていてはダメ! (裏で頭のいい人たちがちゃんと回してる)
日本はいろんな面でうかうかしちゃったんだねぇ…。
失われた20年だっけ? 同じ状況が続くと、それが当たり前になるのって早いよね。しかも、今度は「変わりたくない」心理もはたらくし。
よりリスク取れなくなってくるーっ。
スペインやポルトガルと同じように、今後400年間衰退し続けることになるだろう。日本にとって2017年は、まさにポルトガル化元年だったのである。
あー、そういえば、仮想通貨も2017年を仮想通貨元年っていうけど、これは偶然?関係ない?
“強まる独裁化” それ、なんとなくわかる
一時期、テレビで異常なまでに北朝鮮がどれだけ怖いかばかり放送されていた時があった。
政府が、「ね、だから憲法改正しようよ」って言いやすいような雰囲気。
森友とか加計とか、問題めっちゃ出てくるけど、やっぱりスルーなのがすごく怖くて不思議。
まぁ、日本だけじゃなくて、結構クセの強いリーダー増えたなぁという印象はあるけどね。もともとクセが強い人は、より強くなってる。
政治リスクは高まっているよね。
平和とか和平とか程遠い感じ。日本にいると、メディアは毎日アイドルの話ばかりだから全然気づかないけど、そんな話に明け暮れているうちに、完全に中国に抜かされてる。
知らぬが仏なのか。
正直、世界のnowな情勢を、しっかり伝える機会や知る機会を増やした方がいい。あ、池上彰さんがんばってくれてるか。
OECD諸国の名目賃金の推移をみると、この20年でアメリカやユーロ圏ではほぼ2倍になっている。ところが、同時期において日本の賃金は5パーセント近くマイナスになっているのだ。
犠牲とか、黙認とか、忖度ばかりの国はいやだな。
稼ぐことを善とする、豊かになることを善とする国がいい。
稼ぐことが、儲けることが楽しいと、教えてくれる国がいい。
さぁ、とっととまとめましょう
あの〜、書かれている内容は全然多くないんですよ。ページ数も多くないので。
ただ、読んで猛烈に不安にはなりますね。
私のピックしたところ以外が、濃すぎて怖いんですよ。
正直、我が子はアメリカに留学させたい!と思いました。日本にいちゃダメだ。のんびりすぎる(あー、我が子よ。「オレ、留学したい」とか言ってくれ!)。
連休明けから、株もやらせようかな。海外の株。
敵と味方を選別し、自分を「忖度」してくれる側近で身の回りを固めるのが独裁者の特徴。
文中で、中国の習近平国家主席のあたりで出てくる言葉。安倍総理もね、な内容なんだけど、私はこれは日本人全体にあてはまると思えた。私自身も含め、ね。
聞こえのいいことばかりに偏ってないかな。
聞きたいことしか聞かないようにしてないかな。
美徳や従来のやり方に固執してないかな。
勧善懲悪でスカッとしたり、日本のいいところばっかり探しているより、現実見た方がいい。
大前研一 世界の潮流2018〜19 ―日本と世界の経済・政治・産業
- 作者: 大前研一
- 出版社/メーカー: プレジデント社
- 発売日: 2018/04/12
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