睡眠不足の子どもに伝えたい!夜更かしすると成績が悪くなるワケ
こんにちは、山本です。
GW中は早起きしなくていいと、ものすごい夜更かし三昧だった我が家の子どもたち。休みが終わり、朝起きるのがツラそうです。
諸外国の高校生レベルで比較したら、日本の高校生が世界一睡眠時間が短いそうで、あるアンケートの集計では、高校生の約7割が授業中にボーッとしていることが多いと回答。
ま、それじゃ成績もあがらないよね。
授業に集中できないのもイタイけど、睡眠の取り方にもその要因はある。
<目次>
慢性的な睡眠不足
ちょっと前の記事だけど、公立小中高生対象にした寝不足数字。
今や学生の睡眠不足の原因は、テレビではなくスマホやインターネットなんだね。
一日のスマホ使用時間と休日の起床時間の遅れとの関係性は、我が家の子どもたちを見ていても納得。
平日の睡眠が足りないから、休日に寝溜めする。でも、それ全然よくないんだよね〜。むしろ悪循環スタート。
レム睡眠で記憶を整理
脳が寝ている間に記憶を整理するのは、今や有名な話。しかも記憶の定着には、レム睡眠が重要だと最近の研究で明らかになってる。
レム睡眠とノンレム睡眠はだいたい80〜110分、平均して90分サイクルだから、このサイクルでレム睡眠を何回起こせるかがポイント。
1回のレム睡眠ですべての記憶が整理されるワケじゃないからね。
深夜0時以降に就寝する高校生は約6割。
勉強で寝るのが遅くなることもあるけど、睡眠時間を確保しないと、がんばった勉強も定着せずに水の泡…。
脳に記憶させる機会を減らすのは致命的ともいえる。
優先されるのはノンレム
じゃあ、すぐ寝てサイクルフル回転!と思うよね。しかし、そうは問屋が卸さない。
まず人間、寝ますと来るのがノンレム睡眠。ノンレム睡眠のあいだは、脳もお休みしていて、傷ついた細胞の修復や疲労の回復、成長ホルモンが出る。
最初に寝付いてからの3時間で成長ホルモンの8割がでる。お肌のゴールデンタイムってのもよく聞くよね。
レム睡眠とノンレム睡眠との割合は、成人でレム睡眠20%、残りのノンレム睡眠が80%って数字もあるから、ますますレム貴重!
寝る時間が遅ければ遅いほど、成績が悪くなるのも納得でしょ。
休日の寝溜めは悪循環
じゃあ、遅く寝て朝も遅く起きればいいかっていうと、そうでもない。
お休みに起床時間を遅らせるのは、体内時計を狂わせるもと。自家製時差ボケシステム発動ですよ。
夕方以降の居眠りも夜間の睡眠に悪影響だから、休憩時間にちょっと寝るとか、お昼休みに10分〜15分くらい寝るのがベスト。
まとめ
最近は「睡眠負債」て言葉もある。睡眠の質を高めて高いパフォーマンスを狙うのは、プロスポーツやアスリートの世界でも定石。
睡眠不足が続くと脳の前頭連合野の機能も低下して、集中力や注意力、記憶力がダウンする。
寝る前にカフェイン取っちゃうとか、ブルーライト浴びちゃうとかはもってのほか。
「徹夜」なんてのは今や過去の遺物。まったく無意味。時代は変わったんだな。