人生実践あるのみ!やってみたもん勝ち

やらない後悔より、やる後悔を

偏頭痛。私が戦ってきた全(部とまでは言わない)戦いの記録

こんにちは、山本です。

 

天気のいい日が続いています。正直暑すぎです。まだ、このままの気候が続くのならいいのですが、寒さが戻るなんてことがあると、すっごくキツイです。

 

<目次>

 

 

偏頭痛持ち

実は私、20代のことから偏頭痛がありました。父親が偏頭痛持ちだったので、よく母に「遺伝ね(あきらめろ)」と言われていました。

 

10代の頃は、毎日どれだけでも眠れたのですが、偏頭痛を発症してからは、寝すぎると頭が痛くなるので、休日でも平日と変わらない時間に起きていました。昼寝も、した後に頭が痛くなるのでできませんでした。

 

そのくせ、偏頭痛になったら寝ないと治らないので、「意味わからん」とイライラしながら寝て治していました。

 

 

この痛みは本当だろうか

偏頭痛は、ひどいときで1週間に1度は起こりました。季節の変わり目や寒暖の差が激しい時、気圧にも影響されます。

 

はじまりは「あ、なんか(偏頭痛が)くる気がする」という感覚と、私の場合は生あくびの連発、気圧の変化の時にある耳の「パカッ」ってヤツ、あとは視界がざわつくなどの前触れであります。視界のざわつきは、閃輝暗点(せんきあんてん)と思われます。

 

閃輝暗点は、芥川龍之介の「歯車」に出てくるアレです。

 

ここまでの症状が出る時は、ほぼ確定で偏頭痛になります。

 

あまりにも頻繁に起こるので、ちょっと痛くなりだした段階で「この痛みは思い過ごしでは?」と疑うのですが、そのあと確実に、しかも徹底的に痛くなり、治った時は嘘のように清々しいので、やっぱり痛みは確かだったな、と変な納得をしたりしていました。

 

 

頭痛外来で診てもらう

完全に頭痛になってからでは薬も効かず、MAXまでいくと吐き気がします。そして吐きます。偏頭痛の痛みに比べたら、腹痛なんて私は全然耐えられます。

 

痛みの頻度とひどさが続くので、30代で初めて頭痛外来に行きました。MRIなどひと通り検査して、カウンセリングも受けて「間違いなく偏頭痛です」というお墨付きをいただきました。

 

「ですよね」って感じで薬をもらうのですが、「痛くなりそうだなって思った時に飲んでくださいね」という薬で、その「なりそうだなぁ」の段階では、正直、飲みにくいんだよねぇって思いました。

 

偏頭痛持ちの人なら分かってもらえると思うのですが、「なりそうだなぁ」と思っても、なったら怖いくらい痛いので、気のせいと思いたいという気持ちが働きます。ならないかも、ならないかもと時間だけが過ぎ、結果、見事に頭痛が起こるってパターンをどれだけ繰り返しても、「なりそうだなぁ」の段階で薬って飲まないんです。

 

しかし、 私も学習し、その後は構わず「なりそうだなぁ」って時に薬を飲むようにしていました。もしかしたら、痛くならなかったかもしれなくても。

 

 

頭痛薬漬けになる

この「なりそうだなぁ」段階で薬を飲むことに慣れてくると、今度は、もう二度とあの激痛を味わいたくないと思うようになり、偏頭痛に異様な恐怖を覚えるようになりました。

 

ちょっとでも偏頭痛の気配を感じたら、薬をのむ! そうするうちに、薬への抵抗はゼロになり、常備持っていないと不安になる程。人混みに行くと頭痛になるので、飲んでから出かけるなど、「なりそうだなぁ」以前で薬を飲むようにもなっていました。

 

私が特に大好きな領域に入れていたのは『バファリンプレミアム』。「早いのにして」ってTVCMで言っている通り、本当に早く効きます。間違いない!激痛の時、どれだけ救われたかわかりません。私の周りでは愛用していう人が多い薬でもあります。

 

ただ、薬漬けなカラダであることは間違いなく、次第に「飲み過ぎて、薬が効かなくなたらどうしよう」と思うようになりました。

 

 

糖分を控えてみた

偏頭痛になった時、薬を飲むのが遅過ぎて手遅れな時もあります。そういう時は、寝るに限るのですが、光が痛みを倍増させるので、部屋を真っ暗にして寝ていました。さらに音にも敏感になるので、耳栓もしていました。

 

「生活に支障が出るってこのことだな」なんて思っていました。偏頭痛になると子供の面倒もみていられないし、家事なんて全く無理! 仕事なんて絶対行けない(けど、頭痛が起こるのは、結構帰宅時間が近づいた頃が多かったりもした)。

 

薬は最終手段にして、できるだけ頭痛が起こらなくしたいと思った時に、「砂糖やめようかな」とふと思いました。次男がアトピーで、人から「アトピーには砂糖が一番ダメ」と言われたことがあり、次男のアトピーを軽くするついでに自分も砂糖をセーブしたら頭痛が起こらなくなるとか、ないかな?なんていう、変な期待から、糖質カットをはじめました。

 

効果は、案外とあるかも。糖質カットっていっても、コーヒーに入れていた角砂糖の数を2つから1つにしたりとか、甘いものは食べる回数を減らすとか、それくらいのことですけど、思い過ごしか、偏頭痛になる回数は減った気がしています。

 

 

突然、全部見える人に薬をやめろと言われる

ある時、知り合いが「私の知り合いで全部見える人がいるの。会わせてあげる」と言ってきました。全部見えるって、全然うれしくないけど、と思いつつも、その霊能力者?の人に会いました。

 

で、その全部見える人に会って言われたことが、

「もう少し真面目にいろんなことに取り組んでください。」という謎のアドバイスと、「今すぐ薬はやめてください」の2点でした。

 

真面目に取り組めは、なんのこっちゃわからないので無視しましたが、薬をやめてくださいにはハッとしました。そのあと続けて

 

「薬でどんどん悪くなりますよ。今以上に幸せに生きて欲しいので、薬をやめてください。」

 

今以上に幸せに。それ、いいねぇ。じゃあ、薬やめます。そう決めた日から半年間、一度も偏頭痛が起こりませんでした。今までの偏頭痛人生で、半年も痛くなかった時なんてかなったのに。変なもんですね。ホント、変なものです。

 

 

久しぶりだね、偏頭痛

半年偏頭痛が起こらず、薬も半年飲みませんでした。風邪薬ですら飲みませんでした。糖分控えるのは、なあなあになっていましたけど。

 

このまま偏頭痛卒業かと思われた7ヶ月目に、偏頭痛が起こりました。私は薬を飲みましたよ。でも、なんだろう、「くっそぉ〜!ここまで飲まずにきたのに」とかいう感情はありませんでした。薬を飲まずに苦しむのはもうムリだし、痛い時間も短くしたい。それに、今後はそこまで頻繁に起こらないかもと思うことにしたからです。

 

痛くなるかもと思ったら、緑茶の一気飲みやスタバの甘いフラペチーノの一気飲みを試したり、糖質制限をしたり、ストレスをためるほどのムリをやめたり、自分に甘くしたりすることも覚えました。

 

抵抗するのをやめました。変に意識するのもやめました。頭痛が起こった日は「そんな日もある」と思うようにして休みます。

 

 

完全な卒業はないかも

もう二度と偏頭痛が起こらない身体になりたい!という思いはあります。振り回されたくないとも思います。でも、それこそ戦い続けるのも疲れました。これからは、薬以外で、改善できる方法をどんどん試していこうと思います。